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  • 山田 典生

若者が会社を辞める事実

今日は少し深刻なテーマを掲げます。

私とお付き合いのある方々の年齢層は幅が広いです。

20代から50代まで、と。皆さんで考えて欲しいテーマです。


先日ある若者との会話がありました。年齢は25歳。社会人3年生です。

特に喜怒哀楽を表情には出さず言われた仕事は真面目にこなす。そんな青年です。


彼の会社では年に2回山田塾の釘の試験を受けます。

彼は先日,試験に落ちました。同じ等級を2度落ちたのです。


「今の気持ちはどんなですか?」

私は本音で答えるように促しました。

「本音でいうと…何も感じません」

彼は私の目をじっと見つめながら

そう答えました。

「それはどういうことかな?」

「何も感じないんです。」

「じゃあ、これからどうする?」

「……」

「釘が嫌なら研修に参加しなくてもいいんだよ」

嫌みではなく真剣にそう言いました。

「嫌とか、そういうんじゃなくて…それも含めて考えています。」

「それも含めて…」

「僕がこの職場にいる意味があるのか、とか」

「自分の存在の意味…」

「はい、とにかく感情がないんです」

私は彼の話をさらに聞くことにしました。


将来のこと。今のままでもいいのに上司から昇進をせっつかれること。

彼は訥々と語りました。


一息ついて、私は聞きます。

「今心の中ではなにがうかんでくる?」すると

「俺ってつまんない人間だなって」

私はその言葉を聞いて言葉に詰まりました。

表向きでは自分の正当性を明確に主張している。しかし心ではそれを否定している。

つまり彼は苦しんでいる。そう感じました。


そばで聞いていた副店長にこの気持ちがわかるか?と聞いてみたところ、副店長は

全く理解できないと言った。もう一人そばにいた5年上の先輩にも

同じく聞いてみた。ぼくはすこしわかります。先輩はそう答えました。


2、3年前に彼は学生生活を楽しみ意気揚々と社会人になったのに、

今は自分をつまらない人間だという。


最後に彼はこうくくった。

「こんなこと話す人が誰もいないんで」

彼は今日のこの会話が良いとも悪いとも言わなかった。

やはり感情を表さず締めくくった。


もし、彼が会社を辞めようかどうしようかを悩んでいるならば

それは彼が解決すべき問題です。そして彼はその力を持っています。

だからこんな時、周りの人たちは下手に忠告やアドバイスをせずに

彼のその後をじっと見届けてあげるべきではないかと私は思います。


彼の考え方にバツをつける権利は誰にもありません。

世代が変われば価値観も変わります。その是非を問うのはナンセンスでしょう。

私たちはそんなに偉くはないのです。できれば会社をやめてほしくない。

それは私の意見。辞めることが良いことか悪いことかそれは誰にもわからない。


あと10年、15年もすれば彼と同じ年代の人たちが仕事を切り回すように

なり、その存在意義はかなり重要な意味合いを持つようになります。だから今、

私たちは真剣に彼らの感情に向き合い、寄り添うことが大切ではないかと考えるのです。


次の世代のパチンコ産業で彼らが嬉々として仕事ができるように

彼らを理解するよう努めたいものです。

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