
山田 典生
数値を共有してみる
前回、店長は部下に行動の指針を表明するべきだと書きました。
しかし表明そのものが綺麗事や理想論で終始してしまうと全く逆効果に
なりかねません。そんな時はより具体的な指標を掲げると良いでしょう。
例えば・・・
これから3ヶ月後には海の稼動を1000個あげたい。
稼動1000個アップという数字の経済的な効果は以下の通りです。
例えば売り上げ玉単価が1円50銭だとします。
①1000×1.5=1500→1500円の売り上げアップという意味
②利益率を10%と仮定した場合、1500×10%=150円
③海の設置台数が30台とした場合、150円×30台=4500円
④③の利益増大金額は1日当たりのものだから4500×30日=135000円となる
このように具体的に計算の過程を部下達に披露した後
ひと月135000円の増益は大きいか、小さいかと問いかけてみてください。
そして最後に稼動1000個アップを達成するために店長を始めとした
各人は今後3ヶ月間どんなことに取り組むべきなのかを話し合い、
決定していくという行為が共有につながります。
一人での取り組みでは成らないものがたくさんあります。
一度試されてみてはいかがでしょうか。