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  • 山田 典生

今の店長に必要なこと


昔の話で大変恐縮だが、私は本社や社長の言うことはあまり聞かなかった。

現場の店長である立場から客づけが一番の仕事だからだ。だから社長が

「締めろ!利益あげろ!」と言っても「はいわかりました」と頭は下げるものの

ハラの中ではペロリと舌を出して閉店後にちゃっかり釘を開けていたものだ。


そもそも営業と経理は相いれないものだ。営業は売り上げを伸ばす、即ち稼働を上げる。

経理は健全なキャッシュフローを目指し利益を獲得するのが第一の仕事だから

両者が仲良し組よろしく一緒に仕事を。なんて言うことはあり得ないのです。


私は稼働アップのために新台の購入を頻繁にねだった。経理はそんな金はないとか、利益が少ないとか必ず一回では首を縦にふることがなかった。だから私はこう言うのだ。

「客が来なければ売り上げは上がらない。売り上げが上がらなければ利益は取れない」

すると経理は「それならこの機械を入れてどれくらいの利益アップになるのか?」

と畳み掛ける。私たちはこんなやりとりを青筋立てて何回、何十回ともなく繰り返した。


今考えてみるとどちらも言うことは正しいと思う。そしてこのやりとりは極めて健全なやりとりではなかったか。仕事も目標が違う両者が同じ目的を持っていれば少々のイザコザはつきものではないだろうか?では共通の目的とはなんだろうか?


それは会社を良くすること。会社に携わる社員が豊かになること。

即ち、増収増益を図ること以外の何物でもない。


当時の私は釘が下手でした。下手どころか苦手で、嫌いでした。でも客をつけるためには

最低限の仕事はした。それは何か?社員たちに自分は釘が下手なことを公言し、だからこそ皆の協力が必要だと熱弁を振るった。技術がダメなら人の力を借りるしかない。

そう考えたのだ。私は社員たちの話をよく聞いた。愚痴も不満もとにかく何でも聞いた。

そして一通り聞いた上で自分の仕事の話をした。私はこんな店にしたい。後稼働を3000個伸ばしたい。隣の店の客数を後あと20人上回りたい等々。


私は当時こう思いました。自分の話は大いにするべきだ。しかしその話で社員を支配してはいけない。社員には協力をお願いしなければならない。何故か?

それは自分に足りないものが多すぎるから。


さて、昔の話はあまり参考にならないかもしれませんね。

では店長としてできることとは何か?自分自身が成長する姿勢を持ち続けることでしょう。

スキルの低い店長はスキルの高い店長に敵わないのですから。

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